深セン視察ツアー

華強北電子街視察
日本一の電脳街といえば秋葉原ですが世界一の電脳街といえば中国・深圳(深セン)の「華強北」。
兎に角でかい。1万店舗以上の電気店・パーツ問屋が集中し、「ここにない部品はこの世にない」と言っても過言ではない。
日本のDIYメイカー業界ではとても有名な場所。






中にニコ技深圳コミュニティ 華強北オフィスもあり、予約すれば日本人だれでも利用できる。




百鲜go 无人超市



  • RFID付いている商品は全部中に配置
  • wechat でQRコードスキャンで、(wechat で公式アカウントをfollowする必要がある)
  • ドアが自動機に開かれる。
  • 取った商品は壁に付けられている白いRFIDリーダーにより、自動的に識別される。
  • 支払いはwechat payで自動的にやる。




「CITE2018」見学
ハードウェアDisplay、ロボットは意外に少ない。
工業用ロボットがかり、家庭用ロボットはまだまだ。
アンドロードベース、教育やエンタテインメント系のロボットしかないような気がする。







無人コンビニ(software park)


  • 品物がかなり揃えっていて、普通の小さいコンビニ
  • Wechat payからQRコードスキャンして、スマホで入り口のドアーを開いて
  • 中で日本のコンビニの感覚で物を選んだりする
  • 専用の決済のルームに入ると自動的に商品情報の一覧と価格がスマホに表示される。(壁の一面に大きなRFIDリーダーがある)
  • wechat payの支払いパスワードを入力して、決済完了
  • 出口のdoorが自動的に開く

課題:
  • システムバグにより閉じ込められたケースがあった。電話で運営会社に連絡するかそれでも次のお客様を待つか
  • スタートしてから万引き事件が一件しかなかった。しかも中の監視カメラで全部取れれて、テレビで大きく報道された。
  • 万引き対策:事前にwechat payで本人確認済みなので、ドアーを空いた瞬間に本人確認ができて、中にも監視カメラが入っている。万引きしようとすると、今時代の技術でいくら対策しても突破できると思うけど、万引きばかりと考えると何もできないということで、技術+道徳でやっている。




KFC顔認証で注文の体験
  • ali payで事前に顔登録(アカウント、身分証明書で本人確認)、
  • 自分登録しない人はその場で顔登録することも可能
  • 顔だけ(スマホも現金もいらず)、商品注文できる。
  • 外国人が使えない。何でもかんでも身分証明書が必要






小米旗艦店
segway体験
わりとコツがあり、でもすぐできた。バランス感覚が大事。
まちなかでも普通にセグウェイを乗っている人がいます。
法律上で制限されていないので、それで通勤する人もいるぐらい。







share bicycle
AirbnbのようなC2Cではなく、B2Cというビジネスモデル。
200元のデポジットが必要で、月額6元(100円)。
乗り捨てなので、ゴミ扱いされるところもあり、景観的にはよろしくない。
日本ではそのまま真似できないところもある。  
中に通信モデルがあり、インターネット接続し、GPSで簡単に場所が分かる。
100元で作られたので、一ヶ月ぐらいで廃棄される。
でも自転車そのものも進化している。
去年は60数社もあったが、今は2社しか残らなかったようです。
その二社はそれぞれWechat payとAli payを使っている。
やはり決済手段はとても大事。






share car
  • 車が小さいくて、ちょっと汚い。
  • スマホから予約、doorを開け
  • 自動計算、基本料金+距離で計算
  • 乗り捨てではなく、数カ所しかない駐車所しか止まらない。
  • ガソリン車、ガソリンを入れる場合は専用のガソリンカードを使う
  • 基本的に身分証明書が必要、外国人が使えない。






モバイル決済
現金なくて生活できることが言える。
タクシー、スーパー、電車、飲食店、売店、屋台、野菜、果物を売っている人、ワゴン車、ゲーセン
逆にスマホ電源切れったら困る。
地下鉄はスマホ決済ができるけど、そのような券売機がすくない。
普通の券売機は1元コインと5元札しか扱わない。
両替センターがあるけど、場所がわからなかった。

  • レジの待ち時間は以外と長い。QR決済はアプリ起動+自分のQRコードを出して、スキャンして、決済パスワードを入力するとう幾つかのstepが必要で、使いこなせていない人が居ましたら、レジが逆に長くなってしまう。、現金のほうが支払いが早いという時もしばしばあった。
  • 待ち時間短縮よりはcashlessそのもの利便性が感じるのでは。
  • 小銭がなくてもいいという点は便利。



その他
  • 英語が通じない。
大卒以上の人はそれ何に英語ができるけど、それ以外の人は英語が通じない。対卒以上の人はそのそもサービス業で働かないから、中国語分からない日本時は買い物する時には困る所がたくさんある。

  • トイレが汚い。
ホテルや高級のレストランはきれいけど、普通のお店はトイレが汚い。

  • 優しさやサービス精神は足りない。

  • Google系(Google検索エンジン、 Youtube)、SNS系(Facebook, Twitter)が使えない。
日本語を検索する時にはRakutenウェブ検索を利用すればいい。
同行の日本人はWeb開発エンジニアのほうが多いので、それらの人たちにとってはGoogleサービスが使えないのは一番つらい所。

  • BYDのEV車が多い。
BYDの本社は深センだからEV車も多いという所もあるが、中国全体でもEV車の普及率がどんどん上がっている。
深センのタクシーは半分以上BYDのEV車だそうです。
安定感もあるし、静かで、中にディスプレイパネルたくさん揃っている。

  • タクシーの運転が荒すぎる。
運転手ほぼ全部Didiという中国版のUberを使っている。
途中で他の予約もどんどん入っていて、みんな急いで運転して、がんがん追い越ししてしまう。



まとめ
  • 技術的に進んでいるということよりはアイデアがあればどんどん形にするというスピード、勇気がとても印象でした。
  • 中途半端なことを出してしまったら、猛批判されて、二度とチャンスをくれないとい社会の雰囲気とは真逆で、法律違反でなければナンニをやっても大丈夫。
   変な意味で中途半端なものでも世の中に出す勇気が必要。
  • 技術的にたいしたことないかもしれませんが、それを製品化して、たくさんのユーザーに使ってもらうのは大したことだ。
  • 先輩後輩の概念がなくて、男女も平等ということで、やりやすいところもある。 
  • 細かいところはあまり気にしないという国民性だからこそ、気軽に入るというメリットもある。